萩原京平は大阪出身の総合格闘家で、「喧嘩番長」の異名を持ちます
プロ転向後は地元大会で経験を積み、RIZIN参戦前の戦績は2勝2敗でした
2020年にRIZINデビューを果たし、派手な試合ぶりと強気なキャラクターで一躍注目を集めます。特に大晦日(RIZIN.26)での平本蓮との対戦前には激しい舌戦を展開し、試合ではグラウンドで圧倒して2RにTKO勝利を収めました。
この試合は平本の頭蓋骨を膝蹴りで陥没骨折させるほどのインパクトがあり
萩原の名を世間に知らしめる転機となりました。
RIZINファイター萩原京平:戦績と評判の時系列まとめ2020−2022
萩原京平とは?
2020ーRIZN参戦
2021ー朝倉未来と対決
2022ー連敗と弱点発覚

2020年 – RIZIN参戦と台頭のきっかけ
- RIZIN.22(2020年8月):白川“Dark”陸斗に3R TKO勝利(スタンドパンチの連打)RIZIN初出場で白星を飾る。
- RIZIN.24(2020年9月):元DEEP王者の芦田崇宏に1R腕ひしぎ十字固めで一本負け。初黒星を喫し、寝技への課題が浮上。
- RIZIN.25(2020年11月):内村洋次郎にわずか1R22秒のKO勝利。強烈な右ストレートで倒し、鮮烈なKO劇を披露。
- RIZIN.26(2020年12月):キック出身で話題の平本蓮と対戦し、2RにパウンドによるTKO勝利。試合前の舌戦で大会を盛り上げ、試合でも平本を圧倒した。

2020年の活躍により、萩原は**「華がある」ファイターとして人気を博すようになります
派手な入れ墨や挑発的な態度など“悪童”スタイルを貫き、自身も「子供が真似したら悪影響になる」と認めるほどの破天荒なキャラクターです
この年末までにRIZIN戦績を3勝1敗とし、攻撃的な打撃と大胆な言動**でファン層を拡大しました。平本戦での勝利は彼の人気に火をつけた出来事であり、以降RIZIN屈指の注目株として見られるようになります。
2021年 – ビッグマッチ参戦と躍進
2021年、萩原はさらなるビッグマッチに臨み、ファンや関係者から期待が高まります。

10月には朝倉未来というスター選手との対戦が実現しました。
朝倉との試合(RIZIN LANDMARK vol.1)は大きな話題を呼び、視聴のためファンが殺到した結果、配信サーバーがダウンし大会開始が1時間遅れるほどでした
試合自体は萩原がグラウンドで抑え込まれ、0-3の判定負けとなります
敗れはしたものの、大物相手に果敢に挑んだことで知名度と経験を得ました。また、この年は年末まで連戦し、連敗を断ち切っています。
- RIZIN LANDMARK vol.1(2021年10月):朝倉未来に0-3の判定負け。終始下からの展開を強いられ、トップ戦線の壁に直面。
- RIZIN TRIGGER 1st(2021年11月):元PANCRASE王者の昇侍に2R TKO勝利(パンチでダウンを奪いサッカーボールキック)。豪快なフィニッシュで再起。
- RIZIN.33(2021年12月):シュートボクシング王者・鈴木博昭に3R判定3-0で勝
利。打撃でもグラウンドでも優位に試合を進め、判定ながら完勝。

朝倉戦後、萩原は11月と大晦日に連勝し、年間を通じて成長を示しました。
判定勝ちとはいえ鈴木博昭戦ではスタンド・グラウンド両局面でコントロールするなど総合力の向上も見せています
この頃から萩原は自身の派手さと試合内容で「RIZINを盛り上げるファイター」として評価され始めました。また、ファン層も拡大し、RIZIN公式YouTubeでは萩原の密着ドキュメンタリーやトーク番組が制作されるほどの人気ぶりでした
j2021年末時点でRIZIN戦績は通算6勝2敗となり、フェザー級戦線の有力株として期待が高まります。
2022年 – 連敗と弱点露呈、批判の高まり
2022年、萩原はフェザー級トップクラスとの連戦に挑みましたが、結果は3戦全敗と苦しい年になりました。それぞれ寝技の攻防で敗れており、グラウンド技術の課題が鮮明となります。この連敗により、「弱すぎるのではないか」という厳しい声も一部で上がりました

ファンや識者の評価は好意的なものばかりではなく、萩原の真価が問われる一年となりました。
- RIZIN.34(2022年3月):弥益ドミネーター聡志に1R腕ひしぎ三角固めで一本負け。バックスピンキックでダウンを奪う見せ場もあったが、寝技に持ち込まれ一本負け
- RIZIN LANDMARK vol.3(2022年5月):フェザー級世界級の強豪クレベル・コイケに1Rリアネイキドチョークで一本負け。打撃で出血させる場面も作るも極められた。
- RIZIN.38(2022年9月):新鋭・鈴木千裕に2Rリアネイキドチョークで一本負け。一年を通じて3連敗となり、フェザー級戦線で後退。

この年の連敗で、萩原の評価は分かれました。熱心なファンは「朝倉未来やドミネーターが強いだけで、萩原はRIZINでは中堅上位にはいる」

と擁護しましたが、批判的な声は大きく、「国内トップクラスではない。人気があるから強いと誤解されているだけで、実力的にはフェザー級では下位だ」との厳しい指摘も見られています
実際、萩原はこの時点で通算戦績6勝7敗と初めて負け越しとなり戦績面では苦戦が続きました。
また、5月のクレベル戦前には萩原の“ある振る舞い”が話題になりました。勝利時にタバコを吸う仕草をする萩原の「スモーカーポーズ」について、クレベルが「子どもも見ているし嫌だね」と不快感を示したのです
これに対し萩原は「その通りですね。実際、自分を応援してくれている人の子どもも幼稚園でこれをやると聞くので、影響はすごく悪いと思う」と苦笑しつつ発言
悪影響との指摘を本人も認める形となり、このやり取りはニュースで取り上げられました。こうした挑発的なキャラゆえの物議もありつつ、それでも尚独自のスタイルを貫く姿勢が彼の持ち味とも言えます。
RIZINファイター萩原京平:戦績と評判の時系列まとめ2023−2025
萩原京平とは?
2023ー再起への模索
2024ー新たな挑戦へ
2025ー連敗脱出から東京ドームへ
2023年 – 再起への模索と奮闘
3連敗となった萩原は、2023年に再起を図ります。心機一転を図るため減量方法や練習環境を見直し、米国合宿を含めた徹底的な強化に乗り出しました
実は萩原、自身の減量が試合当日のパフォーマンス低下を招いていると感じており、「試合中、組んだ時に力が入らない」と違和感を覚えていました
そこで専門家の指導を仰ぎ、過酷すぎた減量法を改善します
試合1週間前に8kg落としていた従来の減量は「全くあかん」と指摘され、栄養を摂りながら減量する方法に変更しました
この結果、体調は向上し「準備は言い訳できないくらいできた」と自信を持って臨んだのが、4月のRIZIN.41でした。

- RIZIN.41(2023年4月):元PXC王者カイル・アグォンに3R判定3-0で勝利。繰り返しタックルで押し込まれるも凌ぎ、スタンドで優位に立ち1年4か月ぶりの白星。
- RIZIN.44(2023年9月):元RIZIN王者の牛久絢太郎に3R判定負け。一進一退の攻防を見せたが最終Rでバックを取られ逃げ切られた。

アグォン戦での勝利により、萩原は長いトンネルを抜け出します。試合後、「最高の気分です」と729日ぶりの白星を喜ぶ声も報じられました
萩原自身、「戦績は全然気にしていない。綺麗なレコードで始まったわけじゃないし、最後に面白い試合が記憶に残ればいい」と語っており
勝敗より内容重視のスタンスを明確にしています。実際この試合では倒すまでには至らなかったものの、観客を沸かせるスタンドの攻防を展開し、自身の持ち味を発揮しました。
この時期、萩原はフェザー級他選手との体格差(減量幅の違い)を感じ始めており、試合後には「自分だけ減量が少ない状態では厳しい」としてバンタム級(-61kg)への転向を示唆しました。
ファンからは「減量を絞れば本来の力が出せるのでは」と期待する声も上がります。
一方で、この年の戦績は1勝1敗と五分に戻したものの依然トップ戦線には届かず、萩原の今後に不安を抱く向きもありました。
とはいえ、RIZINからの人気と需要は健在で、「RIZIN屈指の人気ファイター」との評価はこの頃も健在です
魅力的なキャラクターとファイトスタイルがファンを惹きつけており、萩原は模索を続けながらも注目を集め続けました。
2024年 – 苦境と決意、新たな挑戦へ
2024年、萩原はさらなる岐路に立たされました。バンタム級転向を口にしつつも、まずは現階級での再起を期して3月の大会に挑みます。しかし結果は振るわず、この敗戦後に萩原は限界説を自身で口にする事態となりました
トップを目指してきた中で道筋が見えなくなり、「4ヶ月本気で練習してこういう結果だったので、限界なのかと思いました…中途半端な位置でずっとやっていくつもりはない」と弱音とも取れるコメントを残したのです
これは事実上の引退示唆とも受け取られ、ファンに衝撃を与えました。
- RIZIN LANDMARK 9(2024年3月):元DEEP王者の武田光司に0-3の判定負け。レスリング力で圧倒され、自身の持ち味を出せず完敗。試合後「限界なのかと思った」と発言
。 - RIZIN.48(2024年9月):PANCRASEランカーの高木凌に1Rリアネイキドチョークで一本負け。再起を賭けた一戦だったが、開始早々にバックを許しタップ。バンタム級転向前最後の試合となった。
武田戦後、萩原の弱気な発言に対し、周囲の格闘家からは叱咤激励が飛びました。元UFCファイター金原正徳は自身のYouTubeで「たかが4ヶ月頑張ったくらいで強くなれるなら皆UFCチャンピオンになれる。

“ナメんな”と。
1年2年継続して成果が出るものだ
と厳しくも熱いエールを送りました。
また、ストラッサー起一も「全然限界じゃない。やらなあかんこと満載や。限界なんか全然ちゃう」と関西弁で奮起を促し、「俺が大量の時間を費やして教えれば絶対強くできる」とまで語っています。こうしたベテラン勢の言葉に後押しされる形で、萩原は「まだフェザー級でやり残したことがある」と発言し、一旦は現階級で戦い続行する決断をしました。
迎えた高木凌との試合では、序盤に組み付かれて一本負けを喫し結果的に連敗は4に伸びてしまいます。

想定外の惨敗に、試合後萩原は自身のYouTubeチャンネルで「今後について大事なご報告」と題した動画を公開しました
その中でファンへの謝意と引き続き挑戦する意思を表明し、改めてバンタム級転向を決意したとされています。私生活面でも心境の変化があったのか、SNSでは「ここからもう一度這い上がる」と決意をにじませる投稿も見られました。
依然として彼の周囲には多くのファンが注目しており、試合会場では連敗中でも入場時に大きな声援が飛ぶなど根強い人気が感じられました。萩原の魅力は、勝敗を超えて“諦めずに挑み続ける姿”そのものにあると見るファンも少なくありません。
025年 – 復活の兆しと現在の評価
連敗脱出を誓いバンタム級へと活路を求めた萩原は、2025年3月のRIZIN.50香川大会で心機一転の試合に臨みます。結果、開始わずか26秒の秒殺KO勝利という最高の形で復活を果たしました

対戦相手はベテランのトビー・ミセッチで、萩原の右ストレートからのパウンド連打によるTKO決着でした
約半年ぶりの白星に、会場は大きく沸き返ります。試合後、萩原はマイクで「久しぶりのこの感じ最高ですね。ずっと負けてみんなの期待を裏切ってきたので、応援ありがとうございます。もう負けないので、これから勝ちまくっていい景色を見せるので期待してください」と観客に呼びかけ続けて「次(のRIZINは)5月ですね。誰と見たいですか?ケガもないのでオファー待ってます」と早くも次戦への意欲を見せました
SNSでは、人気チームのJTTのTOP選手である秋元強真選手が萩原との対戦を連想させる発言をツイート。打撃対決、同階級といいファンは早くも東京ドームでのビッグマッチを前に盛り上がっています。
よ〜し😏🤜🤛
— 秋元強真 (@Kyoma_mma) April 1, 2025
この力強い宣言に、ファンからは大きな拍手が送られています。
- RIZIN.50(2025年3月):トビー・ミセッチに1R0分26秒TKO勝利jp.rizinff.com。右ストレートでダウンを奪いパウンドで仕留める完勝劇。約2年ぶりとなるKO勝利に。

この勝利により、萩原は再び注目を集め始めました。
長いトンネルを抜けたことでファンからは安堵と歓喜の声が上がり、SNS上でも「やっぱり萩原の打撃は魅力」「ここから巻き返してほしい」といった好意的な反応が見られました。一方で一部には「萩原の打撃が強いのは分かるけど、今回は相手が弱すぎただけでは?」と冷静な指摘をする声もあります
確かにミセッチは実績面でトップコンテンダーとは言えず、この一勝だけで全ての疑問が払拭されたわけではありません。それでも、萩原自身が語った「もう負けない」という覚悟と明るい表情
jp.rizinff.comからは、精神的に一皮むけた印象を受けるとの評価もあります。
格闘技関係者の中には「減量階級を下げたことで本来のポテンシャルを発揮できる」という期待を述べる者もおり、今後の巻き返しに期待する向きは強まっています。
現在(2025年時点)、萩原京平の通算戦績は8勝10敗となっています
戦績だけを見ると黒星が先行していますが、それでもRIZINを代表する人気ファイターである点は変わりません
勝っても負けても話題を提供し、試合内容が常にエンターテインメント性に富んでいることが支持の理由です。華やかな打撃戦や挑発的な言動で観客を惹きつける一方、自らの弱点や敗北も包み隠さず発信する率直さがファンの共感を呼んでいる面もあります。
実際、萩原は自身のYouTubeチャンネルやSNSを通じて練習の様子や心境を積極的に発信しており、そうした双方向のコミュニケーションも人気を支える要因です。
例えば、2024年の連敗時にはYouTubeで心情を吐露しファンから激励コメントが殺到するなど、コミュニティとのつながりが感じられました。
さらに、萩原のキャラクター性も人気の大きな理由です。憧れの存在にNate Diazを挙げるように
どこかアンダーグラウンドな雰囲気をまとった反骨精神と、リング上でのアグレッシブさが唯一無二の個性を放っています。RIZINサイドも彼を「アンダーグラウンドエンペラー(地下帝王)」と称し物語性を演出しておりファンはその起爆剤的存在感に魅了されています
過去には勝利後の喫煙ポーズや挑発発言で物議を醸しつつも話題をさらい、良くも悪くも注目度を高めてきました。
最後に、萩原京平を語る上で欠かせないエピソードとして、平本蓮との因縁があります。2020年の初対決では勝利したものの、平本もその後総合格闘技で実績を積み、互いに再戦を意識する関係となっています。平本はSNS上で「萩原京平2待ってんぞ(また戦おう)」と呼びかけ、萩原も「俺は必ず勝つ。震えて待っとけ」と応じるなど因縁の再燃がファンの興味を大いに刺激しました。こうしたライバルストーリーも人気に拍車をかけており、実現すれば大きな話題となるでしょう。
以上のように、萩原京平選手の2023年から2025年現在までの歩みを振り返ると、輝かしい勝利と苦い敗北を繰り返しながらも常に注目の中心にいる存在であることが分かります。
近年は連敗による試練もありましたが、それを乗り越えた先の2025年には復活の兆しを見せました。ファンや関係者からの評価は賛否両論あり、「弱い」「限界」との批判も受けつつ、それでも萩原京平が愛される理由は明白です。
それは、どんな逆境でも逃げずに戦い続けるハートの強さと、観る者を魅了するエキサイティングなファイトスタイル、そして彼自身が放つスター性にあります。
今後、階級を変えて迎える新たな戦いで真価を発揮し、批判を覆すような快進撃を見せることができるのか――ファンは期待とともに見守っています。「これから勝ちまくっていい景色を見せる」という本人の言葉通り、再びRIZINの中心で輝く日を多くの人が待ち望んでいます
- UFCファイターやコーチの年収ってどれくらい?リアルな格闘技マネーの世界
- 秋元強真ー朝倉未来が発掘したRIZINの超新星
- 男祭りで秋元強真と対決?RIZINスター選手の萩原京平とはどんな格闘家?
- YA-MAN、総合格闘技でのKO劇──破天荒ファイターの真実に迫る
- このTENGAはおすすめ?BREAKING DOWNがテンガとコラボ
コメント