日本発の総合格闘技団体「RIZIN」は、格闘技ファンなら誰もが知る存在です。
2015年にスタートして以来、その派手な演出と実力派選手たちの戦いで注目を集めてきました。
かつてのPRIDEの魂を引き継ぎつつ、新しい時代に合わせた進化を遂げています。
このブログでは、RIZINの魅力や歴史、ルール、そして今後の展望をたっぷりお届けします。
RIZIN全体概要
- 団体名: RIZIN FIGHTING FEDERATION(ライジン・ファイティング・フェデレーション)
- 設立: 2015年、榊原信行氏による日本発の総合格闘技団体
- 特徴: 総合格闘技とキックボクシングを軸に、エンターテインメント性重視
- ルール: リング使用、サッカーボールキック可など独自性あり
- イベント: 大晦日大会や超RIZINなど、大規模な大会で注目
RIZINの歴史と成り立ち
RIZINは、2015年に榊原信行氏によって設立されました。
彼はかつてPRIDEを成功させた立役者で、その経験がRIZINにも活かされています。
初大会は2015年12月29日と31日に開催。
メインイベントでは、伝説のヘビー級王者フェドル・エメリヤーエンコが復帰し、大いに話題に。
この時から、格闘技団体としての存在感を示しました。
団体名の「RIZIN」名前の由来
「昇る太陽」と「雷神」を意味します。
日本発の格闘技が世界に輝く舞台を目指す、という強い意志が込められているんです。
PRIDEの後継とも言われ、ファンからは「新生PRIDE」と呼ばれることも。
設立当初から、他団体との協力を重視する「フェデレーション」形式を採用。
これが、RIZINのユニークなマッチメイクを生み出す土台となっています。
RIZINのルールと試合形式
RIZINの試合は、主に総合格闘技とキックボクシングの2つのルールで展開されます。
総合格闘技ルールでは、5分3ラウンドが基本。
リングを使用し、他団体では禁止のサッカーボールキックや踏みつけが認められています。
例えば、UFCではケージが主流ですが、RIZINはリングにこだわり。
これにより、選手の動きや戦略が独特のものに。
肘打ちも角度制限なく使えるため、激しい展開になりやすいんです。
キックボクシングルールは3分3ラウンド制。
3回のダウンで終了するスリーノックダウン制が特徴的。
瞬間的な掴みからの攻撃はOKですが、肘や投げは禁止です。
特別ルールも魅力の一つ。
2018年の大晦日には、那須川天心とメイウェザーのボクシングエキシビションが話題に。
参考: RIZIN公式サイトでも、過去の試合ルールが確認できます。
この柔軟性が、格闘技団体RIZINの「何でもあり」の魅力を引き立てています。

大会の魅力と選手たち
RIZINの大会は、エンターテインメント性が抜群。
派手な入場演出や音楽、照明で、観客を一気に引き込みます。
PRIDEの伝統を受け継ぎつつ、現代風にアレンジされているんです。
選手層も豪華。
堀口恭司、朝倉未来、クレベル・コイケといった日本人トップ選手が活躍。
女子MMAでは、伊澤星花や浜崎朱加が人気を集めています。
トーナメント形式も見どころ。
バンタム級やスーパーアトム級のグランプリは、一夜で勝ち抜く緊張感がすごい。
2021年のバンタム級トーナメントでは、堀口恭司が優勝し、実力を証明しました。
大晦日大会は特に注目。
2024年の「RIZIN.50」は、さいたまスーパーアリーナで4万人以上を動員。
参考: スポーツナビでも、その熱狂が報じられています。
格闘技団体RIZINの「何がすごいか」は、この華やかさと実力の融合にあります。
RIZINの今後の展望と挑戦
RIZINは国内だけでなく、海外展開にも力を入れています。
2023年にはアゼルバイジャンで初の海外大会を開催。
国際大会を見事に成功させ、RIZINは海外公演実績という素晴らしい成果を残しました。
2025年には、韓国での開催
RIZINが2025年5月31日に韓国・仁川のParadise Cityで開催する「RIZIN in Korea」は、日本国外で2回目となる大会です。
榊原信行CEOによると、「日本対韓国」の対抗戦がメインコンセプトで、韓国人ファイターを中心に構成される予定です。韓国のMMA団体「Korean Zombie MMA」や「ZFN」との協力も視野に入れ、現地選手の参戦が期待されます。
これまで日本中心に65大会を開催してきたRIZINが、アジア市場拡大を目指し、初の韓国進出を果たします。2023年のアゼルバイジャン大会以来、約575日ぶりの海外開催となり、注目の一戦です。詳細は今後公式サイトで発表されます。
さらに2025年には大きなイベントが控えています。
3月30日の「RIZIN.50」では、井上直樹vs.元谷友貴のタイトルマッチが決定。
5月4日には東京ドームで「RIZIN男祭り」が予定され、朝倉未来やクレベル・コイケが参戦予定です。

ドーピング対策も強化中。
平本蓮のドーピング問題
2024年7月28日の「超RIZIN.3」で朝倉未来をKO勝利した後、疑惑が浮上した。きっかけは、平本が知人格闘家・赤沢幸典から禁止薬物を購入したとされる音声がSNSで流出し、赤沢が提供を認めたことだ。
平本は9月2日の会見で「薬物を買ったが使用していない」と否定。RIZINの尿検査では陰性だったが、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)基準では「入手時点で違反」とされ、疑念が残った。
専門家は「検査以前に教育が必要」と指摘。騒動は格闘技界にドーピング対策の重要性を突きつけ、平本への評価も分かれる結果となった。
RIZINでは、WADA基準の検査を導入し、公平性を保つ努力が続いています。
これ以降、より一層、厳格化されたルールの下、選手の実力が正当に評価される環境が整いつつあります。
視聴方法も進化。
PPV配信
RIZIN LIVEやU-NEXTで気軽に観戦可能。
参考: U-NEXT公式で
最新情報がチェックできます。
RIZINがPPV(ペイ・パー・ビュー)ビジネスに注力した背景には、運営資金の確保と市場拡大の必要性が挙げられる。
コロナ禍で観客動員が制限され、2020年以降、大会数を増やしつつPPVを導入。
従来の地上波放送依存から脱却し、ABEMAやU-NEXTなど配信プラットフォームを活用した収益モデルに移行した。
さらに、日本市場の限界を見据え、北米や中東への進出を視野に入れ、高額PPVで利益を最大化する戦略を採用。これにより、大会の質を維持しつつ国際的なブランド力強化を目指している。
RIZINの魅力を振り返って
ここまで、RIZINの歴史、ルール、大会の魅力、未来について見てきました。
格闘技団体としてのRIZINは、PRIDEの魂を引き継ぎつつ独自の進化を遂げています。
リングでの激しい試合、豪華な選手陣、華やかな演出がその特徴です。
ルールではサッカーボールキックが許されるなど、他団体との違いが明確。
大晦日や超RIZINといったイベントは、ファンにとって見逃せない瞬間。
選手たちの戦いもさることながら、エンターテインメントとしての完成度がすごい。
今後は海外進出や東京ドーム大会など、さらなる飛躍が期待されます。
格闘技団体RIZINの「何が魅力か」を一言で言うなら、「実力と華の融合」。
初心者からマニアまで楽しめるこの団体、これからも目が離せませんね!
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